症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2023/07/10 (月)

【汗かいていますか?】

警報級の猛暑日も多い近年の夏ですが、適度な発汗は自然な体温調節に。

クーラーの効いた部屋に一日中いると、逆に体内に熱がこもりやすくなってしまいます。
運動や入浴で適度に汗をかき、体内の熱を逃がすことで内側から涼しくなりましょう♪

ただし、汗とともに元気の「気」と潤い「陰液」を消耗しているので、しっかり補充を。
 
発汗後の養生ポイント
● 冷たい物を摂り過ぎないように。内臓が凍えてしまいます。
● ゴーヤ、アスパラガス、ピーマン、緑茶など苦味のあるものを適度に摂取。熱を冷まし、疲れを癒してくれます。
● レモン、梅干し、酢など酸味のあるものを適度に摂取。毛穴を収れんし過剰な発汗を抑えてくれます。食欲増進効果も。
● 早めに就寝。気と陰液を養い、過剰な熱を冷まします。



多汗でお困りの方は、発汗を調節するエネルギーが不足していたり、自律神経が乱れていたりと、身体のバランスが崩れている可能性が。
体質に合った漢方薬が回復を手助けしてくれます。



< 「暑い夏 元気に過ごす秘訣」へ戻る