症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2023/01/16 (月)

【免疫力の低下・感染症】

[冬に増える理由]
体温が1℃下がると免疫力は30%下がり、逆に1℃上がると5~6倍免疫力が上がると言われています。


「冷えは万病のもと」とも言いますが、冬の寒さで体温を維持するエネルギー(陽気)が奪われると、内臓の機能が低下。
免疫力・自然治癒力(正気)を作る胃腸(脾)の働きや、呼吸器系(肺)の働きが弱ります。

さらに冷たい風は、体表面のバリア機能(衛気)を損ね、とくに後頭部から首の後ろから体内へ侵入。
ゾクゾク寒気がしたり、頭が痛くなったり…風邪を引きます。


これらを防ぐには、身体を温めて正気を高め、冷たい風や寒さ(風寒邪)が入ってこないよう衛気を強くするのが効果的です。