症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2022/01/11 (火)

にきびができなくなり、精神的にも安定

肌は内臓の鏡
20歳の女性の方。中学生のころはおでこに赤いニキビ。だんだんほほ、あご、首と小さいプツプツとしたニキビになり皮膚科でのレーザー治療や食べ物に気を付けたりとしているけどなかなか良くならない。
中学生のころから吐き気やめまい、しめつけられるような頭痛があり体調良い日が数えられるくらい…
精神的につらかったのもあって特にここ一年ニキビもひどくなってきている。また心療内科にも通い安定剤や安眠剤など数種類の薬を飲んでいる。
一緒にいらっしゃったお母様もとても心配そうに娘さんとかわるがわるお話しして下さいました。

漢方では肌は内臓の鏡と言われます。今までの体や心の状態が全て肌の表面に出てきている、まさにそんな感じでした。
みるみる明るくなった表情と肌
良い血液をたっぷり補い皮膚へ栄養を届け、ニキビの赤みをとっていきながら気持ちを落ち着かせるような漢方を服用して頂き、一か月後。ニキビの赤みが少し減り目覚めもスッキリに。その後も赤みが順調にへり体調がいい日も少しずつ増えてなんと安眠剤の量も減りました。

毎回お母様と一緒にご来店下さり、一か月間の出来事や体調の事などたくさん話して頂いていましたが、徐々に一人でできることが増えたり、お話しされる表情も明るくなられ、いつもお会いする度に日々楽しまれている雰囲気が伝わってくるほど。
表情が明るくなってきたのに伴いお肌もだんだん調子がいい日が長く続き本来の白く美しい肌が目立つようになりました。
そして赤い振袖を楽しみにされていた成人式も心身ともにとてもいい状態で迎えることができました。

心身一如(しんしんいちじょ)心と体はつながっているんですよという漢方の教えがあります。そのことをまさに教えて頂いたような気がします。
自信をもってこれからの人生楽しんでいただけるよう今後も精いっぱい応援させていただきたいと思います!