食事
・元気を補うものを
暑さで消耗した体力を補うには、胃腸の元気を養うのが一番!よく噛んで食べましょう。
[米、ヤマイモ、ジャガイモ、カボチャ、枝豆、ウナギ、豚肉など]
・熱を鎮めるものを
ほてりには水分補給とともに熱を鎮める食材が活躍してくれます。冷たい物を摂るよりもおすすめです。
[トマト、ピーマン、ゴーヤー、ナス、レタス、セロリ、スイカ、バナナ、キウイ、豆腐、緑茶、ミント、菊花など]
・水分を補うものを
飲み物で一気に水分を摂ると胃腸を弱らせてしまいます。食べ物からも水分を補うことで身体全体に潤いを補給できますよ。
[トマト、キュウリ、レンコン、スイカ、メロン、モモ、レモン、梅、豆腐、葛など]
・温かいものでお腹をほっこりと
冷えて疲れた胃腸は温かいものでほっと安らぎます。生野菜より温野菜やスープを。素麺よりにゅう麺を。胃腸を温める生姜や紫蘇、ネギなどの薬味も活躍します。氷はしばらくお休みして、胃腸をいたわってあげましょう。
・食欲がないときは甘酒も
「飲む点滴」とも言われる甘酒は、炭水化物やタンパク質が発酵により糖やアミノ酸に分解されており、身体に吸収されやすく、ビタミンB群も豊富。食欲がない時の栄養補給に活用できます。
・夕食は軽めに
寝る前の食事は胃腸の負担に。夕食は軽めにして、夜はできるだけ胃腸を休めてあげましょう。
環境
・室内は冷やし過ぎず、外の空気に触れる
冷房で冷やし過ぎないよう設定温度を調節しましょう。簾や打ち水、サーキュレーターなどでひと工夫を。また朝晩の涼しい時間帯は外の自然な空気に触れることで身体もほっと癒されます。
・汗をかいていない方は、適度な発汗を
軽い運動や入浴で発汗することで体にこもった熱が外へ出て、ほてりが落ち着きます。
毛穴が目覚めてくれることで体温調節もしやすくなります。
・早めの就寝と早起き
不調を感じたらいつもより10分でも早く就寝。さらに朝日を浴びることで身体がリセットされ、心も身体もシャキッとします。
代表的な漢方薬
症状によって効果的な漢方薬は様々。自分に合うものを飲むことで、回復を早められます。
・清暑益気湯(せいしょえっきとう)
・白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
・五苓散(ごれいさん)
・藿香正気散(かっこうしょうきさん)
・六君子湯(りっくんしとう)
など