不安を抱える日々が続いていますね。
人は、わからないことがあるほど不安を感じるものです。
人によって感じる状況や度合は様々ですが、誰しも抱いたことのある感情だと思います。
なぜなら“不安感”は、自分の命を守るために湧きおこる感情だからです。
危険を回避するために、もともと備わっている、必要不可欠な感覚なのです。
ですので、今このような世の中で不安になるのは、健全なことです。
ただ、この不安感が大きくなりすぎると、辛くなりますね。
不安感が大きくなりすぎるのは、自分にコントロールできることと、できないことの区別ができていないからかもしれません。
考えてわかることと、わからないことの区別ができず、答えのないことをずっと考えているのかもしれません。
わからないことは、わからない。
できないことは、できない。
生きている時間には限りがある。でもその時間がどれくらいかはわからない。
でも、今は確かに生きている。
それなら今、今日、できることは何かなぁ?
後悔のない生き方とは、どんな生き方だろう?
“いのち”は“時間”。
私は、大切ないのち、大切な時間を使って、何を考え、何に悩み、何をしたいかなぁ?
わからないことを恐れるよりも、
人間は自然の中で、生かされている存在であることを自覚すること。
今を生きていることに、感謝すること。
大切な人と一緒にいられる、限りある時間を大切にすること。
助け合い、励まし合い、微笑み合い、感謝し合い…
お互いを思いやること。
膨らみすぎた不安感に辛くなったときは、そこに謙虚さや感謝を混ぜてあげると、
その不安感はエネルギーに変わり、
自分自身を強く、たくましく、優しくし、
自分の人生を豊かにできる糧となるかもしれません。
未曾有の事態に不安感が漂う今だからこそ、
改めて感謝の心を抱き、
丁寧に、大切に、今を生きていきたいですね。