悩み続けてきた下痢と白斑
17歳の時にクローン病の疑いと診断され通院治療。下痢・便秘の繰り返し。長期服用による影響か、その後は下痢が治まらず。
23歳の時、右手の甲、ヒジ、ヒザに色が抜ける尋常性白斑を発症。ステロイド剤を服用するもあまり変化なし。
漢方で意外とすぐに出た変化
クローン病発症から10年、病院の薬で改善もみられず本当に良くなるのか非常にご不安が強いご様子でした。
試しにと始めた漢方は意外と飲みやすく、飲み始めの10日ほどで胃がスッキリしてきた感じ、さらに下痢症状が少し軽減したほどでした。半月後には食欲(特に朝食)が湧いてきて、今までは食べると下痢してしまう不安から、食に対しても消極的だったのが徐々に安心して食べたいものを食べられるようになりました。
1か月後には胃腸の調子もさらによく、食事もおいしく食べられるとのことで漢方を飲むことに対し意欲的になられていました。
3か月が経過した頃の検査では、毎回高めだったCRP値(炎症の度合いを示す値)が0.5から0.2と下がり、同時に白斑の箇所に赤味が出てきました。本人が一番感じるらしく、明らかに白く抜けていたところに赤味が戻ったと喜ばれていました。
その後6か月経過後には、ステロイド剤が2錠から1錠半に減量され、ますます手やヒジ、ヒザの白斑箇所には赤味が増し、境界も一目見ただけでは分からないくらいになってきました。季節が冬場となり、特に手先が冷えた時にだけ境界が分かるぐらいに改善されていました。この頃には腸の症状や痔の症状もかなり改善されていました。
難病こそ漢方の出番
クローン病は口腔から肛門まで消化管のあらゆる場所に炎症が起こる炎症性腸疾患で難病指定されていて何らかの免疫系の異常によって起こると考えられています。原因がはっきり分からないため西洋医学的には対症療法しかなく、根治が難しい病気とされています。そんな時こそ漢方の出番!元々人間に備わっている自然治癒力を高め、体全体を良くしていくことで、免疫系のバランスも整いよく分からない病気も自然と改善していくことがあります。