ステロイド剤を塗っては治りの繰り返し
初めてお会いした時は、お顔と両手に赤みのある湿疹があり、手指には絆創膏を貼っていました。女性にとって、お肌は綺麗でいたいもの。周りの目だって気になるものです。「良くなっていただきたい!」そう強く思ったのを覚えています。
二十歳過ぎてから汗疹程度の湿疹がポツポツと出始め、徐々に首、手の関節、顔に痒みが広がってきたそうです。病院では、強いステロイド剤の塗り薬を出され、塗っては治り、症状が出れば塗る…の繰り返し。20代後半、職場が変わり、寝ている間も痒みで掻いているくらい症状も悪化。介護のお仕事で、不規則な生活。しかし「夜勤も増えてきて大変だけど、入居者のおじいちゃん、おばあちゃんの事を思うと辞められない」とお仕事にもやり甲斐を感じていました。
手の湿疹は一番治りにくい
介護士さんをはじめ、美容師さんや主婦の方の手の湿疹というのは、どうしても治りにくいものです。だけど、手を使わなければ仕事にならないわけで・・・手袋をすることもできず、本当に辛い思いをされていると思います。外側からのケアだけではどうしようもなく困っている方に、ぜひ漢方をおすすめしたいです。
春夏秋冬
漢方を始めて一週間、今まで気づかなかったけど、胸のつかえが取れてきた。塗り薬は週に一度塗る程度。夜勤をすると手荒れが気になる。手がひび割れる。
二ヶ月目、手と首に塗り薬を使ったけど、他は塗り薬を塗ってない!お通じもスッキリ!梅雨時期から汗で症状が毎年酷くなるので、今年は何とか乗り越えたい!このころから食事にも気を遣い始めて昼食のカップ麺から雑穀入りのおにぎり持参。甘いものは控える生活に。
心配していた6月、汗をかいても痒みも赤みもでにくくなり、塗り薬も手だけに週一回程度に。毎月何箱も使っていた絆創膏を全く使わなくなった。夏は、首や腕など汗をかきやすいところや、髪の毛が当たるところに症状が出ていたのが、秋にはすっかり保湿剤を塗るだけに。ステロイド剤は使ってない!薬を使わなくなったので、引き出しにしまった!冬になると手が乾燥で切れたり、背中が乾燥して痒みがあるが、保湿剤で落ち着く。
汗の時期、乾燥の時期に波は出たものの、いまではすっかり良くなり「もっと早く始めればよかった」とお話されていました。
特に皮膚の症状は気温やアレルギー物質、湿度など季節によっても変化しやすいものです。ぜひじっくり最低1年を通しての体質改善をおすすめします。