鎮痛剤が手放せない
高校生の頃から悩まされた生理痛、生理不順はないものの毎月生理初日に下腹部の鈍痛や圧痛で常に鎮痛剤を飲んで学校へ。酷い時は休むこともあったとか・・。
そんな生活が社会人になっても続き、鎮痛剤が手放せない状況が続いていました。仕事が年々重責となるにつれ海外出張にも行くようになり、生理周期と重なると憂鬱な気持ちで飛行機に乗り、現地で上司や同僚、部下に迷惑をかけ仕事に影響を及ぼすことは出来ず、その上見知らぬ土地での不安感がさらに痛みを増幅させたこともあったということです。今までの鎮痛剤での対処療法から根本的に良くしたいと決心されてのご来店でした。
元来寒がりで冬になると冷え性もひどく、足先にはしもやけもでき、ソックスを履いて電気毛布に包まってやっと眠りにつくそうです。
生理痛の原因
この方、お話を聞くととても健康的で生理痛と冷え以外には少し足がむくむ程度で、特にお悩みはありませんでした。
生理痛を引き起こす原因は、生理になると経血を体外へ排出させるのを促すため子宮を収縮させるプロスタグランジンという成分が分泌されます。このプロスタグランジンは別名「発痛物質」ともいわれ、これが重苦しい腹痛のもととなっているのです。ちなみにこのプロスタグランジンは偏頭痛などにも関わっています。
漢方的には、生理痛は基本的に瘀血(血の滞り)と捉えます。冷えも瘀血を生じさせる原因の一つなので、体を温め、血の滞りを改善すると同時に、むくみにも良い漢方薬を飲んでいただきました。
変化が出たのは3か月後の生理
服用半月後の生理では痛みは変わりなく鎮痛剤で抑えたものの経血量は少し多め。その次の生理も海外に居たためかきつかったようです。
変化が出てきたのは服用3か月目に入った頃。体調もよく疲れにくくなってきたと同時にむくまなくなったこと。なんとなくお小水が近く、量も多めになっている。その月の生理は予定日どおり始まったそうですが前兆がなく始まり、痛みをほとんど感じなかった。ただクセと不安感で1日遅れて鎮痛剤は服用。
翌月は少し我慢したものの初めて鎮痛剤なしで生理終了。本人もビックリでした。
現在は服用して8ヶ月目になり、お薬も少し減量して続けておられますが、ほとんど生理痛は感じていません。予備で買っておいたロキソニンも全然減っていないとのことです。
今後はこのまましばらくは続けて二度と繰り返さないようにしたいと頑張っておられます。自然と甘いものも控え気味となり食生活にも気を使うようになって、長年続いた月に一度の苦痛から解放された安心感で、仕事もプライベートも順調とのことです。
本当に良かったですね!