よく受けるこの質問。
気になる方が多いようですので、ここで少しお話ししていこうと思います。
漢方薬には副作用がないので心配いらないと言われることがあります。
漢方薬にも副作用はありますが、副作用を、服用した時に起きる体に有害な反応とすると、
漢方薬は、正しく使えば、副作用の頻度は非常に少ないからでしょう。
ここでポイントになるのが「正しく使う」ということ。
つまり、「証」に合ったものを使うことです。
西洋薬の場合は、使用する基準が病名ですが、
漢方薬の場合は、使用する基準になるのが「証」です。
証は体質や状態によって決まります。
虚弱なのか、充実しているのか。熱を持っているのか、冷えているのか。
そういった特有の見方をします
だから西洋医学では同じ病名でも、東洋医学での証はそれぞれ違い、
合う漢方薬もそれぞれ違ってくるのです。
副作用を防ぐためにも、もちろん良くなるためにも、
漢方薬は、証をみてもらうのが一番です。
では、起きるとしたらどんな副作用があるのか、
次の機会にお話ししますね。