病院では仕方がないこと、と一蹴
7~8年前からモーターのような音が耳や頭の中でずっと鳴っていて、気になって気になって仕方がない!という60代の女性のお話です。
左の方がひどく感じていて、聴力も少し落ちているとのこと。病院では特に治療はなく、仕方がないといわれてしまい・・・。
腎が弱っている!?
最初は目にとまった近くの漢方薬局へ。
そこでは「腎が弱っている」といわれました。
「腎」とは、漢方独特の概念で、生まれもった生命エネルギーが宿る場所。誰もがそのエネルギーを消耗しながら生きています。加齢によって腎が弱くなるのは皆同じ。だから「腎」は“老化をつかさどる”ともいわれています。
年をとって耳が遠くなるのは、腎が弱ってくるからです。
この漢方薬局ではあまり変化がなく、漢方みず堂へいらっしゃることになりました。
リウマチ・ドライアイ・湿疹も・・・
実はこの方、45歳から軽いリウマチで手首の熱感と痛みがあったり、ドライアイや湿疹も続いていました。
私も前の漢方薬局と同じ見立てです。腎が弱っている、と思いました。
ただ、熱(炎症)が強い状態ですので、より炎症がとれる漢方をお出しいたしました。
腎が弱ったことによって出た炎症を抑えてくれるだけでなく、腎を強くする生薬もしっかり入っている漢方です。
症状は徐々に改善
最初はあまり変化がなくご不安もあったようですが、徐々に徐々に、色々な症状が動きはじめました。
湿疹は割と早くおさまってきました。
そして1年ほどたった頃でしょうか。
耳鳴りがほとんど気にならなくなりました!リウマチの痛みも軽減しました!
やっぱり継続は力なり
耳鳴りでお困りの方は非常に多いです。でも、焦りは禁物!
じっくり、ゆっくり、着実に。
そうすればきっと体は応えてくれるはずです。