症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2024/02/14 (水)

【運動のキホンのキ】

 
人間も動物、つまり「動く物」です。
自分自身が動き回るのはもちろん、身体のあらゆる働きを機能させる臓腑や、身体を構成する成分(漢方でいえば気・血・津液)も常に動いています。


【食事のキホンのキ】でも触れましたが、日本生活習慣病予防協会では、
「一無(いちむ)・二少(にしょう)・三多(さんた)」という健康習慣が提言されており、
江戸時代の本草学者 貝原益軒も養生訓で、「少食・少飲・多動」を勧めています。
(※一無=無煙(禁煙)、二少=少食・少酒、三多=多動・多休・多接)


食べたり飲んだりする量はほどほどに。
よく歩き、よく働き、いろんな人や物事に接してよく笑い、そしてしっかり休むことが、健康によい。
このような考え方は、今も昔も変わらない基本原則のようですね。



「運動」というと、トレーニングウェアに着替えてスポーツシューズを履いて…などと考えてしまいますが、もっと簡単なところからで大丈夫。
加齢や病状などで運動が制限されている方でも、実践できるものを取り上げています。

いつも当たり前のように働いてくれている自分の身体へ、ありがとうの気持ちを込めてメンテナンス。
毎日積み重ねることで、イキイキと生命力を養っていきましょう。
 
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[参考資料]
日本生活習慣病予防協会リーフレット
『養生訓』貝原益軒 著
 
 
 
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