症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2023/08/18 (金)

夏冬の気になる冷えが漢方で改善。子宮筋腫の手術も回避!

 
初めてのご来店はちょうど2年前の夏。

その40代半ばの女性のお客様は、
冬になっても冷えを気にして過ごさなくてもよいようにしたい、そして、40代になり徐々にひどくなる疲れをどうにかしたい、というお気持ちでのご来店でした。


詳しく伺うと、30代後半から冷えが強くなり、夏も職場の冷房でお腹や足元が冷えるため、腹巻きや厚手の靴下を身に着けてお過ごしとのこと。
冬になると手足はじんじんと冷えて紫色になり、一段とお辛いようでした。

また、慢性的な疲れと子宮筋腫、内膜症もあり、ひどい生理痛のためピルを服用されていました。


冷える事、慢性的に疲れている事から、漢方で考えるとエネルギーの「気」と栄養分の「血」の両方が不足している状態。
気血の両方を補う煎じ薬と、お腹から温めてくれる籾付玄米を焙煎した健康茶をお飲みいただくことになりました。
まずは不足を補うことで、身体も心も良い循環に
飲み始めて1ヶ月目には、疲れの感じ方が軽くなられたとのこと。
そして、冷房の効いた部屋でも今までより過ごしやすくなり始めました。
また滞りがちだったお通じが良くなっていき、お客様自身、何か巡りだしているのを感じられていました。


さらに続けられ、その年の冬。
冷えが今までと違い、指先が紫色になる事がなくなったと、嬉しいご報告が!
また、運動をしても汗をかかなかったのが、かくようになり疲れが取れやすくなってきたとのことでした。

さらに嬉しかったのが、お身体の疲れが取れるようになってきて、活動的になり、マラソンに挑戦されたり、ダイエットにも挑戦されるようになられたこと。
新しいことへ挑戦され、お気持ちも前向きになっていく姿がイキイキとして、私も嬉しくなりました。
そしてここからは、引き続き夏、冬の冷えがより改善する事に加えて、
婦人科で子宮筋腫が手術するかの瀬戸際の状態にあるとのことで、手術を回避出来るようにする事も目標に、体質改善に取り組むことに。

今までの漢方薬とともに、血の巡りを良くする漢方薬を交互に飲んで頂く事にしました。
良くなる自信が、さらに心身を強くする
定期的に病院で検査も受けながら約1年が経過。
今年、30代半ばから苦しんだ子宮筋腫が7cmから2~3cmに!
子宮内膜症も小さくなっており、手術も回避できることに!
医師からは、ピルを続けるかお尋ねがありました。

そこでお客様は、思い切ってピルをやめて様子を見ることを選択。
今まで漢方薬を続けてこられ、体調が良くなってきていることを実感されたことでのご決断でした。


翌月の生理は、今まであった痛みがなく、また血塊もなくご本人様もびっくり!

きっと今までは、ピルを飲むことで安心していたところがあったと思います。
その分、生理が始まる時のご不安はとても大きいものだったと思います。

その不安を乗り越えたお客様の、
「これだけ体調が良くなったから、きっと大丈夫」というご自身を信じる強さを感じ、ますます嬉しく感じました。


その都度、お客様のなりたいお姿を叶えられるように、そしてお客様らしくイキイキと、自信を持ってお過ごしいただけますように。
これからも一緒に歩み、お客様の幸せのお手伝いをしていきたいと思います。