50代前半の女性のお客様。
夏に旅行のご予定があり、それまでにどうしても体重を落としたい！とのことでご来店されました。

目標はマイナス7kg落とすこと。
そんなに食べているつもりはないのだけど、と話しながらも、毎日の晩酌での缶ビール。そして職場での休憩時間では毎回、おせんべいやチョコレート菓子などを食べる習慣があり、やめられないと話してくださいました。


体質を詳しく伺っていくと、以前よりも暑がりになったことや、肩・首筋のこりがあるご様子。そして2年ほど前から子宮筋腫を指摘されているとのこと。

漢方的には、血の巡りが滞っている「瘀血（おけつ）」の状態と、お酒を日常的に取られていることから余分な水分が溜まっている「水滞（すいたい）」があると捉えて、血液と水を巡りやすくする煎じ薬をご準備しました。


お食事は朝から市販のスープとごはん、お昼はお弁当、夕食はごはんにサラダ、お味噌汁とすでにストイックな内容。

むしろ栄養が足りていないのではないか？と考えて、昼食は引き続きお弁当で。夕食はたんぱく質やビタミンがとれる栄養満点のスープを始めていただき、朝も市販のスープではなく、具沢山のお味噌汁を召し上がって頂くようにご提案しました。

そしてスタートダッシュに勢いをつけるため、
夜の缶ビールをまず半月、休憩しましょう！とお約束しました。

ダイエットをするからには、しっかり取り組んで落とさないともったいない！
「お酒もやめられるか自信ないけど頑張ってみる」との意気込みでスタートされました。

ダイエットスタートから15日後、さっそく体重マイナス2.2kg、体脂肪率マイナス1.2％とスムーズな滑り出し。
毎夕のスープと煎じ薬を続けられ、ビールも飲まなくて済んでいるとの嬉しいお声が。

とても順調に落とされているので、食事を過度に制限しすぎていないか気を付けつつ、体重と体脂肪をバランスよく落としていく大事さをお伝えしていきました。

ダイエットの合間には、痩せやすい身体づくりとして筋肉も徐々につけていくために、たんぱく質をしっかり取ることを推奨。
さらに、基礎代謝アップに繋がりやすい太ももの筋肉をつけていくために、もも上げの運動を続けていただきました。


1か月後にはマイナス4.5kg、そして体脂肪率も30％を切られる結果に。
時折ご家族で外食に行かれることもありましたが、大幅に増える事もなく、朝食のお味噌汁や夕食のスープをしっかり取り組まれて、順調に体重を落としていかれました。


そして2か月後には目標のマイナス7kg達成！
その後も旅行前にもう少し落としていきたいと、煎じ薬とスープは継続されて、3か月弱でマイナス10.5kgに。

毎日の習慣だったお酒も、煎じ薬の開始以降ピタッとやめられています。
「今までやってきた自己流のダイエットに比べて空腹感もそこまで気にならないし、なんだかお酒に対する欲も抑えられている気がする」と話されていました。
　

さらに嬉しかったのが、
「これまでのダイエットとは違い、ほうれい線や瞼が下がることも気にならなかったの！」
とのお言葉。


頬のたるみによりできるほうれい線や、瞼の下がりというのは、漢方的には元気の「気」が不足して落ち込んだ状態。お肌のツヤやハリがなくなります。

極端に制限され栄養の偏った食事や、下してでもお通じを出すことだけに重点を置いた無理なダイエットでは、この「気」が不足してしまうので、体重が減っても不健康そうな見た目になってしまいます。


お客様が行ったダイエットでは、
毎日の晩酌や間食といった太りやすい習慣を見直すとともに、

● 体質に合った漢方薬で痩せやすいお身体に整えていくこと
● 主食、タンパク質、野菜などの栄養分を、お食事でバランスよく摂ること
● 無理のない運動の継続で筋肉を作り、全身の血流・代謝をよくすること

といった、健康的な身体づくりによるダイエットを大切にしました。

そのため、目標を大きく上回る減量とともに、お肌も元気に美しく維持されたのだと思います。

目標をさらに更新された後は、念願の旅行にも行かれて、美味しいお食事も満喫されたご様子。
少し食べ過ぎたかも・・と仰っていましたが、楽しい思い出と共に帰宅され、また旅行でちょっぴり増えた体重も、さっそく戻し始めていらっしゃいます。

これからはせっかく落とした体重がリバウンドしないように、調節されながら体重をキープしていきたいとのお考えです。


お客様の「ダイエットをやり遂げる！」という強い意志と行動、それを後押しする煎じ薬とスープ。それらが上手に昇華され、結果に結びついたのだと思います。
今後もリバウンドされないように体質を整えていきながら、お元気で楽しくお過ごしいただけるようサポートを続けていきたいと思います。