お客様との出逢いは、お二人目が欲しいというご相談のお電話。
ご予算なども含めて「できるかな…」と少し考えられた数日後、「今度は迷いなくしっかりとやりたい！」とスタートされることになりました。


これまでの経過について詳しくお伺いすると、9ヶ月前から独自で妊活を開始。
基礎体温を付け、排卵検査薬を使いながらタイミングを取られていました。

人の目もあり病院もなかなか行く勇気が出なかったとのこと。
一人目のお子様を同じ時期に産んだご友人が、二人目を妊娠、出産される事が多くなり、その事で焦りも感じていらっしゃいました。
それに加え、義理のご両親から帰省する度に「二人目はまだなの？」という期待を込められたお声掛けも。悪気はないと分かりつつもプレッシャーに感じ、表面的には笑顔で過ごされながらも、帰省する度に傷ついて帰られていたそうです。

私も同じように一人子供がいて、二人目が欲しい時期があり、なかなかできない中で周りが次々と妊娠、年賀状で出産の報告を受けたりと、素直に喜べず苦しんだ時期があったので、尚更お客様のお辛さが感じられました。


体質的には、お体の冷えやむくみがあり、血も不足している状態。
赤ちゃんを授かるには、栄養たっぷりの綺麗な血をお身体に満たすことが大切。しっかり補い子宮に巡らせる漢方を2種類と、本来備わっている授かる力の発揮を助ける漢方でスタートすることに。

妊娠が終わりではなく、その後も無事に出産してほしい！
産後も子育てが直ぐに始まるので、少しでも元気にお過ごしいただけますように！
と、未来のお客様の姿へも想いを巡らせながら、漢方薬をお選びさせて頂きました。

漢方薬の存在も大きいですが、常に焦りを感じていらっしゃるお客様にとって、心のケアはとても大切。
とにかくお客様のお気持ちをわかりたいという一心で、少しでも心がほぐれ、お身体の巡りがよくなり、授かる力が発揮されるようにと祈りながらサポートさせていただきました。

漢方を飲み始められて3日後。乾燥して気になっていたお肌が良い感じと、早速変化が。
1ヶ月後には、不安定だった高温期が安定。
3か月後。鍼灸にも行き始めホルモンバランスも整ってきたと、心穏やかに過ごせているご様子。
4か月後には、運動もしっかりされ、間食も控えて体が身軽に。むくみや冷えも感じなくなったと、さらに良い変化をご報告くださいました。

全体的に体質が整ってこられている中、季節的な暑さによるほてりや、帰省前のストレス面を気にされることもあり、漢方薬の種類も変更しながらご様子をお伺い。


生理が来てしまうとお客様も落ち込まれましたが、
残念だった気持ちを共有させていただきながら、それでもお客様の良くなってきていらっしゃる所を一緒に確認。
お身体は良い方へ向かっている事、妊娠しやすいお身体に近づいていっている事を、一緒にイメージしていきました。

お客様とお話ししお身体の変化を見ていく中で、何となくお客様の秘めている力、パワーを感じられていたので、私も心から大丈夫！とお伝え。
お客様ご自身も気持ちを持ち直し、またそこから前に向かって進んでいきました。


お悩みはありながらも明るさを忘れず、私への感謝の気持ちをいつも言葉にしてくださるとても素敵なお客様。まるで友人の相談を聞いているような気持ちにもなりました。

そして5ヶ月後、待望の赤ちゃんを授かられました！

お客様からは「いつも丁寧にお話しを聴いていただき、励まし支えていただいたことは、漢方薬以上のサポートでした！」と、とても嬉しいお言葉も。妊娠された事の嬉しさと、お客様のお役に立てた嬉しさを沢山感じた日でした。


妊娠中も定期的にご様子を教えてくださり、
お一人目の時は悪阻がとにかくひどく、風邪も引いたりときつかったそうですが、今回悪阻は比較的軽く、風邪も引かずにお過ごし出来たようでした。

予定日を過ぎた数日後には、元気なお声でご出産のご報告が。
お一人目の時より産後の体調も良く、「しっかりと漢方薬を飲んでいたお陰だと思います。」と嬉しいお言葉を頂きました。


「これから先も身体全体を整えていきたい」との事。
お二人のお子様とご家族皆さまに囲まれて、心からの笑顔で過ごされますように。
いつまでもお客様本来の明るさを忘れず、輝かれますように。

今後もお客様の人生に関わらせていただけることに喜びと感謝の気持ちを抱きつつ、これからも応援させていただきます。