更新日:2023/03/13 (月)
自律神経・ホルモンバランスが波立つ春
季節の変わり目になると特にご相談が増えるのが、自律神経系の不調やホルモンバランスの乱れ。
これらは、春に働きが盛んになる「肝」と関係しています。
身体の機能を大きく五つに分類した「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」のうち、
肝は「疏泄を主(つかさど)る」「蔵血を主る」とされ、
〇気のめぐりの調節
〇胃腸(脾胃)の働きの促進
〇胆汁の分泌、排泄の調節
〇情緒(抑うつと興奮)の調節
〇血液の貯蔵
〇全身組織の血量の調節
を行っています。
「気」は全身の臓器を機能させるエネルギーであり、気のめぐりと自律神経の働きには深い関係があります。
また「血」は全身の臓器を機能させるための栄養源であり、ホルモンの材料でもあります。
さらに、この「血」やもう一つの構成要素「津液(水分)」は、「気」の流れによって全身をめぐります。
そのため、やはりホルモンバランスと気のめぐりも関係しています。
良好な状態の肝は、十分な血で満たされて柔らかく、まるでクスノキがのびのびと上へ枝を伸ばし拡げていくように、全身へ気をめぐらせていきます。
ところが肝の働きが過剰になると、気の暴走・逆流や停滞が生じ、肝に蓄えた血は消耗され、肝自体が栄養不足なカチカチの状態に。
全身への気血のめぐりがコントロール不能になります。
肝に不調をきたすと全身への影響もさまざま起こる中で、特に顕著に現れやすいのが、自律神経系・ホルモンバランス系の不調なのです。
春は本来であれば、肝がのびのびと健やかになる季節。
しかし、過ごし方を間違えてしまうと、以下のような不調が現れやすくなります。
これらは、春に働きが盛んになる「肝」と関係しています。
身体の機能を大きく五つに分類した「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」のうち、
肝は「疏泄を主(つかさど)る」「蔵血を主る」とされ、
〇気のめぐりの調節
〇胃腸(脾胃)の働きの促進
〇胆汁の分泌、排泄の調節
〇情緒(抑うつと興奮)の調節
〇血液の貯蔵
〇全身組織の血量の調節
を行っています。
「気」は全身の臓器を機能させるエネルギーであり、気のめぐりと自律神経の働きには深い関係があります。
また「血」は全身の臓器を機能させるための栄養源であり、ホルモンの材料でもあります。
さらに、この「血」やもう一つの構成要素「津液(水分)」は、「気」の流れによって全身をめぐります。
そのため、やはりホルモンバランスと気のめぐりも関係しています。
良好な状態の肝は、十分な血で満たされて柔らかく、まるでクスノキがのびのびと上へ枝を伸ばし拡げていくように、全身へ気をめぐらせていきます。
ところが肝の働きが過剰になると、気の暴走・逆流や停滞が生じ、肝に蓄えた血は消耗され、肝自体が栄養不足なカチカチの状態に。
全身への気血のめぐりがコントロール不能になります。
肝に不調をきたすと全身への影響もさまざま起こる中で、特に顕著に現れやすいのが、自律神経系・ホルモンバランス系の不調なのです。
春は本来であれば、肝がのびのびと健やかになる季節。
しかし、過ごし方を間違えてしまうと、以下のような不調が現れやすくなります。
春に出やすい自律神経・ホルモンバランスの不調
□ イライラ感、怒りやすい
□ 気分の落ち込み、憂鬱感
□ 頭痛
□ めまい
□ 耳鳴り
□ 肩こり
□ 歯の食いしばり
□ お腹の張り、ガス
□ 便秘、便秘下痢交互
□ 寝付けない、眠りが浅い
□ 生理不順
□ 生理痛
□ PMS
□ 基礎体温の乱れ
□ ホットフラッシュ
日頃から上記の症状が出やすい方は、春はどうしても心身の調子がゆらぎやすいとき。
予防できるよう対策しつつ、もし波が出ても、落ち込まなくても大丈夫。
無理をせず自分をいたわる過ごし方で、のんびりやり過ごすのも養生のひとつです。
□ 気分の落ち込み、憂鬱感
□ 頭痛
□ めまい
□ 耳鳴り
□ 肩こり
□ 歯の食いしばり
□ お腹の張り、ガス
□ 便秘、便秘下痢交互
□ 寝付けない、眠りが浅い
□ 生理不順
□ 生理痛
□ PMS
□ 基礎体温の乱れ
□ ホットフラッシュ
日頃から上記の症状が出やすい方は、春はどうしても心身の調子がゆらぎやすいとき。
予防できるよう対策しつつ、もし波が出ても、落ち込まなくても大丈夫。
無理をせず自分をいたわる過ごし方で、のんびりやり過ごすのも養生のひとつです。
春の波を小さくする養生
テーマ別にチェックし、できそうなものから取り入れてみてくださいね。
[参考資料]
『中医学の基礎』東洋学術出版社 発行