更新日:2022/09/12 (月)
【胃腸の元気=心身の元気!】
胃腸の大切な役割
私たちが飲食したものは、体内で以下のような旅をします。
脾胃:消化・吸収され、気(エネルギー)血(栄養分)津液(水分)となり、全身へ運化される。
↓
全身:気・血・津液を利用して各臓腑(※)が機能し、美しく健康な状態が保たれる。
↓
小腸:脾胃から運ばれたものがさらに消化され、必要なものと不要なものに選り分けられる。
↓
大腸:小腸から運ばれた不要なものから水分が再吸収され、便が作られる。
↓
肺・腎・膀胱:不要となったものが汗、便、尿として排泄され、体内は綺麗な状態に維持される。
脾胃:消化・吸収され、気(エネルギー)血(栄養分)津液(水分)となり、全身へ運化される。
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全身:気・血・津液を利用して各臓腑(※)が機能し、美しく健康な状態が保たれる。
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小腸:脾胃から運ばれたものがさらに消化され、必要なものと不要なものに選り分けられる。
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大腸:小腸から運ばれた不要なものから水分が再吸収され、便が作られる。
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肺・腎・膀胱:不要となったものが汗、便、尿として排泄され、体内は綺麗な状態に維持される。
※主な臓腑の働き
肝 | 血を貯蔵し配分を調節する働き、気の巡りを調節する自律神経のような働き |
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心 | 全身へ血液を巡らせる心臓の働き、意識・精神・思考といった脳のような働き |
脾 | 気・血・津液を作り巡らせる働き、適切な消化や代謝・排泄を促す働き、血の漏出を防ぐ働き |
肺 | 空気を出し入れしたり身体中へ巡らせる働き、皮膚や粘膜などを適度に潤す働き、不要な水分を汗や尿などとして排泄させる働き、身体を外邪(有害な外的刺激)から守る働き |
腎 | 生命エネルギーの源を貯蔵する働き、生殖・成長・発育を促す働き、水分代謝を調節する働き、排便・排尿を調節する働き |
また、小腸は心と、大腸は肺と表裏一体の関係に、脾と肺は親子の関係にあると考えられています。
身体は全て繋がっているので、お互いの状態によって影響を及ぼし合うのです。
相乗効果による改善例
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頭がカッカして眠れず、便秘もある⇒お通じを良くすると頭もスッキリ眠れるように。
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肌荒れを繰り返し、慢性的な便秘がある⇒食生活を見直しお通じが良くなると肌も綺麗に。
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胃腸が弱く、風邪を引きやすい⇒胃腸を立て直すことで、疲れにくく風邪も引きにくい体に。
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花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー持ち⇒食生活を見直し胃腸を元気にすることで症状が軽減。
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下痢気味で食欲もなく不安になりやすい⇒胃腸を元気にすることで心も明るく元気に。
西洋医学的にも近年、以下のような腸の働きが報告され、単なる消化・吸収・排泄器官ではなく、心身の健康維持のために重要な役割を担っていることが広く認識されています。
● 全体の約6割の免疫細胞が存在し、免疫システムを稼働している
● 幸福ホルモン「セロトニン」の約9割を作り出す
● 神経細胞が約1億個存在し、脳と情報交換している
胃腸は、後天的な生きる源
胃腸で作られ全身へ供給される、気・血・津液によって機能している私たちの身体。
「消化・吸収・代謝・排泄」どの工程も順調に働いているお陰で、私たちの健康が維持されています。
中医学では、両親から授かった生命エネルギーの源「腎」のことを「先天の本」と呼ぶのに対し、「脾」のことを「後天の本」と呼びます。
生まれてから生を終えるまで腎にエネルギーを送り続けることで、「後天的な生きる源」の役割を担っているからです。
胃腸のケアは、心もキラキラ!身体もピンピン!健康的に長生きする秘訣なのです♪
「消化・吸収・代謝・排泄」どの工程も順調に働いているお陰で、私たちの健康が維持されています。
中医学では、両親から授かった生命エネルギーの源「腎」のことを「先天の本」と呼ぶのに対し、「脾」のことを「後天の本」と呼びます。
生まれてから生を終えるまで腎にエネルギーを送り続けることで、「後天的な生きる源」の役割を担っているからです。
胃腸のケアは、心もキラキラ!身体もピンピン!健康的に長生きする秘訣なのです♪