にきび・肌荒れ
アレルギー・皮膚・咳
ネットで調べてニキビに効くと書いてあったので購入しました。他にもいろいろあるようだったので、他の漢方の方がよいのか、そもそも漢方が合わないのか、教えていただけないでしょうか。
2021/11/09
質問者からのお礼コメント
合っていても悪化したように見える場合があるんですね。自分で判断するのは難しいと思いました。一度ご相談させてください。
皮膚は毒素を出す働きがあります。ニキビは体の毒を出している状態です。毒を出してしまった方が早く治るので、毒出しの漢方薬を使うことがあります。その場合は、一時的にニキビが悪化します。
このため、漢方みず堂ではお薬をお出しした後も、特に最初や処方を変更した場合は細かく状態を確認させていただいております。あまりに酷く日常生活に支障があるようであれば、量を減らしたり、毒出しの作用がマイルドなものに変更します。
一時的な悪化が見られやすい漢方薬としては、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、消風散(しょうふうさん)があり、標治薬としては三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、白虎湯(びゃっことう)、桂麻各半湯(けいまかくはんとう)などがあります。
お肌のお悩みは「とにかく早く症状を取りたい、症状さえなくなればいい」と思いがちです。しかし、症状は病気の現象であり、病気の本質ではありません。ですので、しっかり本治(ほんち)をし、繰り返さないことが大切です。
本治とは病気を起こした原因を捜し当て、原因を取り除くことです。一方で標治(ひょうち)とは今出ている症状を取り除くことです。
基本的には「先本後標(せんぽんこうひょう)」と言われ、本治をしてから標治というのが原則です。
ただ、やはり見た目に分かるものですので、症状が出ていることによるストレスもあります。そこで、本治をしながら標治の薬を上手に使って改善していくという方法もあります。
漢方みず堂では、その都度お客様の状態とご意向を伺いながら漢方薬をお選びしておりますので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。