*温かいものを口にする
脾は冷えることでも働きが弱まります。涼しくなり体内の熱も自然と落ち着いてきているので、季節の移ろいに合わせて食べ物や飲み物は温かいものへ。生姜やシナモンを加えるのもいいですね。
*脾の元気を補う
秋は脾の元気の源になる食材が旬です。美味しく養生しましょう。
[米、さつまいも、里芋、栗、カボチャ、人参、きのこ類、レンコン、サンマ、イワシなど]
*肺の潤いを補う
白い食べ物は、肺の潤いを補うと言われています。のど鼻やお肌の乾燥が気になる方、お通じが硬くて出にくい方はお食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。また甘酸っぱい秋の果物も潤いを養ってくれます。
[温める性質]白ネギ、松の実、アンズ、ミカンなど
[中間の性質]豆乳、里芋、山芋、白キクラゲ、銀杏、ブドウ、イチジクなど
[冷ます性質]豆腐、レンコン、大根、百合根、白ごま、梨、柿など
皮膚炎やのどの腫れなど、炎症のある方は冷ます性質の食材を少し意識するとよいでしょう。
炎症や熱感のない方は加熱調理したり、ネギ、生姜、紫蘇などの温める食材と一緒にどうぞ。
*適度に加湿する
徐々に湿度が下がっているので、部屋の加湿も意識していきましょう。マスク内は湿気がたまっているようでも口の中は乾燥していることが多いので、少しずつこまめに水分を摂ることも忘れずに。
*ひとりで「思い悩む」「悲しむ」「憂う」のはほどほどに
「過度な思い悩み」は脾を、「過度な悲しみ・憂い」は肺を傷つけてしまいます。
ひとりで抱え込みすぎず、少し話してみるだけでも心が軽くなりますよ。
家族でも、友人でも、漢方みず堂の相談員でも。話したくなったときにはいつでも、お話しくださいね。