症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2021/07/12 (月)

心に潤いを

イライラしたり、落ち込んだり、喜んだり悲しんだり…。
感情をもつことは、とても健全なこと。
いろいろな感情があるからこそ、人生に彩りが生まれます。

 

ただ何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし。
過度な感情や考え過ぎは、潤いを消耗し気の乱れや停滞を引き起こします。

 

「あぁ、わたし、イライラしているなぁ」「これがイヤなんだなぁ」
と、今の自分の心をそのまま素直に受け止めるだけで、
気持ちの波がすーっと、少しずつ落ち着きます。
心が落ち着いてきたら、自然と気が整い頭と体も動き始めます。

 

好きなことを楽しむ時間も、心の潤いの補充になりますが、
もしもその時間的余裕がない時は、
寝る前に、今日の自分を誉めてあげるだけでも効果的です。
「自分から挨拶できたな」
「笑顔で話せたな」
「行きの信号、黄色で止まれたな」
ほんのちょっとしたことで、大丈夫です。

 

今日もよくがんばったな、わたし。
と微笑むだけで、ふっと余分な力が抜けて、
心に潤いが満ちていきます。

 

●身体に潤いを
*目の保養
*潤いを補う食事
*潤いを巡らせる運動
*潤いを補給する睡眠