30代女性
2~3年前からお腹が張って苦しくなる。お腹がポコポコ鳴る。ガスが溜まる。急に痛みが出る。たまに便意のある痛みでトイレに駆け込むこともある。以前は夕方から症状が出ていたが、この夏から昼食後から張り出し、だんだんひどくなっている。
病院に行ったが、大腸検査では異常はなく、お通じもスッキリ感がない。原因も分からず、ただ痛みに耐えているという感じでした。
痛みで仕事に集中できなくて辛いのでどうにかしたい!とのこと。
体質は年々疲れやすくなり、代謝が落ちているのか体重が落ちにくくなっている。寒がり、足のむくみ、食欲少なく胃がもたれやすい、腰痛が2~3ヶ月前から気になっている。咳喘息、寒冷蕁麻疹。
症状の始まった2~3年前は仕事が忙しく、ストレスは感じないほうだけれども多かったかも・・・。と振り返られていました。今もお仕事はお忙しそうです。
脾胃気虚 (ひいききょ)
典型的な脾胃気虚(ひいききょ)の状態です。胃腸が冷え、働きが低下し、食欲もなく、食べればお腹が張る、胃がもたれる。食べたものがうまく消化吸収されず、お通じもスッキリしない。水分も滞り、むくみはもちろん、喘息などのアレルギーの原因に。食べたものから胃腸で「気」が作られないため、全身が疲れやすい。冷える。
そこで、食べたものがきちんとエネルギーになるような漢方を始めていただきました。
身体が元気になると心にも余裕が
漢方を飲んで1か月、お腹は張るものの、まず痛みがなくなった!お通じもスッキリ!ウォーキングも疲れずに出来ている!腰痛ない!
ただ、ストレスから胃がキリキリすることがあったそうで、様子をみていただきました。
2ヶ月後。胃のキリキリ感はなくなった。以前は疲れてできなかった、趣味の刺繍を再開。アロマを焚いてリラックスする時間も持てるようになった。お体が良くなるのと同時に、こころにも余裕が出てきた印象を受けました。実は、漢方ではココロとカラダが密接に関わっており、胃腸が弱いとクヨクヨすると考えられています。まさに、胃腸の働きが改善することで、ココロも共に改善するということを目の前で見せて頂きました。
3ヶ月目。体調に波はあり、少しお腹が張るときもあるが、辛くはない。足のむくみが減ってきた。
最近では発酵玄米を作ったり、ご自身のお体が喜ぶことを実践されています。この調子で心も体も元気になっていただきたいです。