“最新の複数の調査結果によると、アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性があるのは、乳児の入浴頻度、せっけんやシャンプーの含有成分、入浴後に適切に皮膚を保湿しているかなどの要因だ。研究者は乳児の入浴は週に2~3回で十分で、多くの場合は洗いすぎかもしれないと指摘する。アトピー性皮膚炎になると、皮膚が乾燥し、かゆみを伴う炎症を引き起こす。
科学者が確信を強めているのは、入浴や汚染物質、室内暖房などの環境要因が、皮膚内の水分を保持しアレルギー誘発物質や細菌を排除するといった皮膚本来の能力を妨害する可能性がある点だ。これにより皮膚の最外層のバリアが弱まり、外部からの刺激物質が皮膚に浸透することで免疫系反応を引き起こす。一部のアトピー性皮膚炎患者については遺伝子変異が皮膚のバリア機能を損なう可能性があることも判明した。
アトピー性皮膚炎は長い間、アレルギー反応で起こると考えられていた。おそらく子供が食べたものや接触したものが、皮膚の炎症につながったという考えだ。ただ専門家は何十年もの間アレルギーをアトピー性皮膚炎の主犯と据えていた研究からは、ほとんど効果的な予防戦略を打ち出せなかった。処方薬の軟こうはかゆみや赤みを緩和するが、治癒はしない。~略~”2014年11月6日yahoo!ニュースより
洗いすぎないことと保湿
この記事を読んだお母さんたちは、経験的にお分かりの方も多いのではないでしょうか?
アトピーや乳児湿疹の場合、まずは保湿を徹底することをおすすめしています。
私自身、子供の皮膚トラブルでは痛い目に合いました。
長女は1月生まれです。
生後一か月の頃は2月で、一番乾燥する季節です。
この頃から乳児湿疹が酷くなりました。
「女の子なのにかわいそう」そんな周囲の声にどれだけ心を痛めたことでしょうか。
朝起きたら枕周りは皮脂で真っ黄色!
ぬるま湯にひたしたガーゼで拭き拭きしていました。
ベトベト状態の皮膚に保湿だなんて発想はまるでなく、
せっせと拭き拭き・・・していたのです!
どんどん酷くなり、最終的にはステロイドを塗ることに。
しばらくして、乳児湿疹の予防には保湿が大切だということを知りました。
長男は6月生まれです。
沐浴の後には必ず保湿をしました。
乳児湿疹はあまり出ませんでしたが、
3人の中で一番肌が弱く、冬場にはカサカサ。
耳が切れたり、ひじやひざの裏はとくに掻き傷が絶えませんでした。
それでも何とか朝晩の保湿で耐え、ステロイドを使うことはほとんどなく。
3歳の冬には保湿しなくてもカサカサしなくなりました。
「皮膚のバリア機能を高める」という考えは漢方も同じです。
皮膚のバリア機能を「衛気」と言い、黄耆という生薬などをよく用います。
私的には漢方よりもまずは洗いすぎないことと保湿!
そのためには、石鹸や保湿アイテム選びも重要です。
それについてはまたの機会にお話しますね!