3日で違ってきますよ
店をうろうろしているお母様と娘さんに声をかけたところ、娘さんが眠れなくて困っているとのこと。便秘でお腹も張り、出たとしてもコロコロの便。ゲップや胃のあたりも張る。と言って、今にも泣きそうな、大柄な20歳の娘さん。
漢方が良いですよと話したところ、でも高いんでしょ。とお母様。
まだ一週間程度とのことでしたので、三日分くらいで、ずいぶん違ってきますよ。と話しました。
お通じ改善と共に眠れるように
漢方的に考えてみると、熱邪(熱が悪さをする)により、病気の進行が体の内部まで行き、消化器系まで熱がこもってしまっていて、脾胃湿熱(もともと食べ過ぎや飲み過ぎによって混濁した水分が滞っていて、それが熱化した状態)、肝胆湿熱(自律神経系統にも熱が及んでいる状態)から、さらには心火旺(中枢神経系統にも熱が生じて眠れない、イライラする、錯乱しやすい状態)となっていると判断して、漢方薬をお出ししました。
翌日電話をして、状態を聞いてみると、便通が気持ちよく通じて、胸のつかえも取れたとのこと。3日目にはよく眠れたとのことでした。
即効性のあるもの、体質改善のもの
4日目に再来店された時には、顔の表情も穏やかになり、笑顔もありました。
この娘さんの場合、西洋医学的には、睡眠薬、便秘薬、胃腸薬となるでしょうか。漢方の良さは、全て体はつながっていて、一つの漢方ですべてが解消されていくという事。そのことが見事に証明できた症例です。
ただし、漢方薬にも即効性のあるものと、体質改善のものがあります。
それからは、体質改善の漢方に切り替え、続けて頂くことと致しました。
是非このような症状の方はご相談ください。