症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/24 (火)

体全体が激痛、表寒虚証の漢方薬で一人で着替えができるように

67歳の男性。

3年ほど前から、手足、ひざ、首、各関節の痛みがあり体を動かすのが困難な状態。朝と寝る前の着替えの時に体全体に激痛がはしり、着替えるのも30分かかってしまい奥さんに手伝ってもらっている。

寝る前に痛みがあると、眠れないなどの症状もあり、朝さっと起きれないのも大変辛い。

また、仕事に差し支えるのでなんとか痛み止めの薬を服用しているが、副作用なども考え長くはあまり飲みたくないとのことでした。

体質としては、寒がり、冷え性(足)、むくみ(足)があり、肺気胸の既往歴がある。「イケメンがなりやすい?気胸(ききょう)を漢方で予防」でもご紹介したように、気胸は華奢な男性に多く、この方も165㎝/50㎏と華奢で、体質は典型的「虚証」でした。体は冷えており「寒証」、さらに痛みが関節部が中心なので「表証」となり、表寒虚証の漢方薬を飲んでいただきました。

 

3日で漢方の効果を実感!

飲んで約3日で、動きが全然違うと実感!

2週間後には、首の動きが良くなったので、車の運転が楽になった!

3週間後には、着替えが一人でできるようになり、さらに首の動きも良くなり車の運転の安全確認がスムーズに。お通じが3~4日に1回だったのが前よりも良くなった。足の冷えが良くなってきた。

2か月後、むくみが減り立ちやすくなった。

 

着々と良い方向へ向かわれています。

ご主人様のあまりの変わりように、傍で見ていた奥様も大変驚かれ、ご自身のお悩みで漢方薬を飲み始めるほどに。

症状の実感は、個人差があるので時間がかかる場合もありますが、人が良くなっていく姿を身近にみさせて頂く事は大変うれしいです。