結婚をして1年半、なかなか赤ちゃんが授からない。
病院では「血液検査の結果は特に問題はないが、もしかしたら多嚢胞性卵胞の可能性があるかもしれない。卵を育てる力が弱いかもしれない。」と曖昧に言われ、少し戸惑われていらっしゃいました。
26歳で細身、生理の周期は31日程、基礎体温もしっかり2層にわかれている。
しかし、体質を伺うと、低血圧、睡眠をとらないと疲れやすい、季節によっては立ちくらみが出る・・などの症状をおもちでした。
漢方的には気血両虚
漢方的には典型的な気血両虚。しかしながら、周期もばっちり、基礎体温もばっちり!きっと大丈夫と思いながらしっかりとできることに取り組んでいただきました。
婦人科での治療も並行し、クロミッドを服用されながらでしたが、3ヶ月後には陽性反応が!しかし、胎嚢が育たず、化学流産になってしまいました。
最初は落ち込まれていましたが、「でも、自然妊娠ができた!」と少しずつ前向きに気持ちを切り替えられていかれました。
専門病院への転院
漢方をスタートされて9ヶ月後、婦人科を専門の病院へ変えられ、しっかりと改めて検査をする事になりました。
卵管に癒着しているところがみられ、精子が少し通りにくい事が判明。
しかしそれ以上に、今回はご主人も検査となったのですが、そこで精子の量はしっかりあるものの、質があまりよくないという事が判明しました。ホルモン値も基準値よりも良くない状態。
奥様は「自分の身体も大事だけど、旦那さんの事も心配・・。」という事で、旦那様にも服用していただく事になりました。そして、しっかりと禁煙もしていただきました。
その結果、2ヶ月後には、精子の質がよくなられ、運動率までもが上がりました。
顕微授精じゃないと無理でしょう。と言われていたのが、この状態なら体外受精で大丈夫ですよ!と病院の先生もとても驚かれていたそうです。
今回の一度で無事に妊娠され、その後悪阻と戦いながらも、無事に安定期をむかえられました。
元気な赤ちゃんの誕生を楽しみにお待ちしたいと思います。