症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2019/12/23 (月)

ご主人の愛に支えられて

出産はもちろん女性にしかできないことですが、
赤ちゃんが欲しいというご相談は、
ご夫婦でいらっしゃる方々も少なくありません。

 

今日ご紹介するお客様もご夫婦でご相談にいらっしゃいました。

 

奥様(37歳)が体調や不妊治療のことなどを話すのを
横でジッと聞いているご主人。

 

結婚して9年ということでしたが、

ご主人は奥さんのこと大好きなんだな~というのがひしひしと伝わってきます。

 

1年半前からクリニックに通いはじめ
2cmぐらいの小さな筋腫もみつかりましたが、

クリニックでは気にすることはないということで、人工授精にチャレンジ。
その後半年で人工授精を6回。

 

だけど、

生理周期は治療をはじめてから25~30日でバラバラ。

今年になってから経血の量も減っていました。

疲れやすく階段を上るのもしんどい。
貧血もあり生理前はフラフラ。

昔から冷え性でお腹が冷えてよく痛くなる。

横でジッと聞いていたご主人、

改めて奥様の体調のことを聞いて、どうにかしてあげたいと思ったご様子でした。

 

どんなに仲が良い夫婦でも、日常的に事細かく体調や気持ちを伝えることはないものです。

一緒にご来店いただいて、一緒に今までのことやこれからのことをお話することで、

ご主人も改めて気づき、支えてあげたいという気持ちになるのではないでしょうか。

 

漢方を飲みだしてまず疲れや冷えの具合、お腹の痛みが変わってきました。
徐々に生理の周期も整い、貧血っぽくなることもなくなり、9カ月後には妊娠。

 

赤ちゃんがお腹の中にいる時は、

親として成長するための準備期間でもあります。

 

赤ちゃんが授かった後の約十ヶ月、
つわりや体調の変化があるのも、
男性には経験できないことですが、
それを旦那さんが見守り助けることは大切だと思います。

 

奥さんのことが大好きな優しいご主人は

妊娠中も懸命に奥さんを支えてくれました。

 

そして無事3500グラムの男の子が誕生!

 

奥様はご主人の名前を一字とってお子さんのお名前をつけたそうです。