症状別 漢方の教え

KAMPO KNOWLEDGE
更新日:2024/10/15 (火)

【秋の乾燥で起こりやすい不調】

空気が乾燥してくる秋は、主に「肺」と関わりのある働きにおいて不調が起こりやすくなります。

「肺」がつかさどる働きとしては、

・のど鼻、気管支、肺などの呼吸器機能
・全身の皮膚、粘膜などのバリア機能
・不要なものを排出し水分を再吸収する大腸機能
・憂いや悲しみを感じる心

などがあります。


「肺」は乾燥に弱く、適度に清潔で潤いのある状態が好き♪


そのため、このバランスが崩れてしまうと、次のような不調がみられます。

□ 空咳
□ ぜんそく
□ のどの乾燥、痛み
□ 鼻のムズムズ感、詰まり
□ 風邪をひきやすい
□ アレルギー症状
□ 肌や頭皮のかゆみ、かさつき
□ しわが深くなる
□ 髪の毛のパサつき
□ 便秘、コロコロ便
□ 憂鬱感、悲壮感、焦燥感
□ やる気の低下
□ 不眠
など


こうして見てみると、
アレルギー対策にも、感染症予防にも、老化予防にも、潤いが大切。

また一方で、感情の起伏が起きたとしても、
「それは季節のせい」と、悩み過ぎることはないのだと思います。

ただ、不調が続くのはいやですよね。

心と体の潤いを養う過ごし方をチェックして、今日できることから始めてみましょう♪